俳優として「仮面ライダーカブト」などで人気を博した水嶋ヒロさん。
そんな水嶋ヒロさんが小説家になった経緯について、詳しく知りたい方も多いのではないでしょうか。
また水嶋ヒロさんは2010年に小説家デビューを果たしたものの、14年間も新作を発表していないという驚きの事実があります。
そこで今回のこの記事では、
- 水嶋ヒロが小説家になった経緯
- デビュー作「KAGEROU」の内容と評価
- 14年間新作なしの3つの理由
主にこの3つに迫っていきます。
リサーチしてみたら、水嶋ヒロさんの小説家転身には驚くべき背景があり、現在は全く違う道を歩んでいることが分かったので、ぜひ最後まで読んでいってください!
それでは、早速本題に入っていきましょう!
水嶋ヒロが小説家になった経緯

仮面ライダーカブトで人気俳優となった水嶋ヒロさん。
そんな水嶋ヒロさんが小説家になったきっかけは何だったのでしょうか?
水嶋ヒロさんが小説家になった経緯は、2010年に本名「齋藤智裕」名義で第5回ポプラ社小説大賞を受賞したことがきっかけです。
匿名での応募から大賞受賞まで
水嶋ヒロさんは2010年、処女作『KAGEROU』を匿名で応募しました。
この作品は1200以上の応募の中から見事大賞に選ばれ、文学界に衝撃を与えました。
審査員も出版社も「齋藤智裕」が俳優の水嶋ヒロさんだとは知らずに選考を行ったのです。
受賞発表時には「水嶋ヒロという先入観なしに読んだが、最後まで引き込まれた」と評価されました。
研音退社と執筆活動への専念
この受賞を機に、水嶋ヒロさんは2010年9月に所属事務所・研音を退社しました。
同社によると、水嶋さんから「小説などの執筆活動に専念したい」との申し出があり、話し合いの上、20日付で退社したという
出典:スポニチ
周囲からは「頭おかしいんじゃないの」といった声もありましたが、24歳の水嶋ヒロさんは自分の選択に自信を持っていたのです。
水嶋ヒロさんの小説家転身は、純粋な文学的才能が認められた結果であり、芸能界から文学界への異例の転身として大きな話題となりました。
デビュー作「KAGEROU」の内容と評価

水嶋ヒロさんの処女作『KAGEROU』はどのような内容だったのでしょうか。
また読者や批評家からはどのような評価を受けたのでしょうか。
『KAGEROU』は「命とは何か」というテーマを扱った作品で、賛否両論の評価を受けました。
売上面では大成功を収めましたが、文学的評価は分かれる結果となりました。
作品の内容とストーリー
『KAGEROU』の物語は、リストラと借金で追い詰められた41歳の男性・泰雄が主人公です。
廃墟となったデパートの屋上遊園地で自殺を図ろうとする泰雄が、謎の黒服男・キョウヤと出会い「有用な死」を模索するストーリーです。
重いテーマながらもユーモアを織り交ぜた独特の構成が特徴的でした。
驚異的な売上実績
売上面では発売から5日間で35.1万部を記録し、オリコン「本」ランキングで初登場1位を獲得しました。
最終的に累計100万部を突破するベストセラーとなりました。
賛否が分かれた読者評価
しかし読者レビューでは厳しい意見も多く見られました。
Amazonでは平均2〜3星という低評価が目立ち「文章力や語彙力が商業作品として出版するに値しない」といった批判的な声が上がりました。
一方で「ユーモア溢れる会話は面白かった」「読み進めるほど引き込まれる」という肯定的な意見もありました。
『KAGEROU』は累計100万部を突破するベストセラーとなりましたが、文学的評価については今でも議論が分かれる作品として位置づけられています。
14年間新作なしの3つの理由

水嶋ヒロさんは2010年にデビューして以来、なぜ14年間も新作小説を発表していないのでしょうか。
その背景には何があるのでしょうか。
水嶋ヒロさんが14年間新作を発表していない理由は、①実業家・投資家への転身、②家族最優先のライフスタイル、③小説家への本気度の問題の3つが考えられます。
理由①:実業家・投資家への転身
現在の水嶋ヒロさんは「エンジェル投資家」として活動しています。
創業間もないベンチャー・スタートアップ企業に自己資金で出資する投資活動をメインに行っており、小説執筆からは事実上離れています。
2025年10月にはAIスタートアップ企業の創業者との面談写真を公開し、投資家としての顔を改めて示しました。
理由②:家族最優先のライフスタイル
水嶋ヒロさんにとって現在最も重要なのは家族との時間です。
2人の娘(長女:2015年生まれ、次女:2019年生まれ)の成長を見守ることが最大の喜びとなっており、執筆活動よりも家族を優先する選択をしています。
理由③:小説家への本気度の問題
水嶋ヒロさん自身が過去のインタビューで語ったように「小説を書くのは当時やりたいと思っていたことのひとつにすぎない」という姿勢が影響しています。
小説家としてのキャリアに対してかなり控えめな姿勢を貫いており、本業としての意識は薄いようです。
これらの理由から、水嶋ヒロさんの小説家活動は現在休止状態にあり、14年間の空白期間が続いているのが現状です。
まとめ
今回は、水嶋ヒロさんが小説家になった経緯や、14年間新作なしの3つの理由についてお伝えしてきました。
水嶋ヒロさんが小説家になった経緯は、2010年に本名「齋藤智裕」名義で第5回ポプラ社小説大賞を受賞したことがきっかけでした。
また、14年間新作なしの理由は、実業家・投資家への転身、家族最優先のライフスタイル、小説家への本気度の問題の3つが考えられました。
現在は投資家として新たな道を歩む水嶋ヒロさんですが、いつか再び小説の世界に戻ってくる日を期待したいですね。
それでは、ありがとうございました!

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